SDGsの目標達成に向けた「仕組みづくり」(SDGs 12)

更新日:3月10日

Keywords: #資源循環技術 #リサイクル #持続可能社会 #環境問題 #仕組みづくり

12 つくる責任 つかう責任


私たちはSDGsの達成に向けて、リサイクルを中心とした「資源循環技術」が果たす役割について教授と共にディスカッションの時間を持った。環境に負荷を与えないという観点でも、資源の有効活用という観点でもリサイクルが果たす役割は大きい。また環境問題解決においては経済活動と結びつけた「仕組みづくり」が重要だという内容も主な論点となった。





➢ 同じ製品でもメーカーにより使用材料や構造は異なる


現在ではメーカーごとの競争により差別化が図られ、独自の技術や構造を開発することが進んでいるが、高精度なリサイクルのためには製造側が製造する際に分解しやすい設計にすることが望ましい。どのメーカーであっても部品の位置を明確にする仕組みを作れば分解も容易になり、リサイクルも容易になるのではないか。若い人がそのような製品を探して発信することも効果的だろう。


➢ リサイクルの促進に向けて消費者にできること


企業側としては製造過程や製品がどのような再生材を利用しているかなどの情報を明確にして消費者に伝え、知ってもらうことが必要になってきている。また消費者としても、上記の内容に加えて、分別した後にはどのように再利用されているのかなどリサイクルに対して関心を持ち、製造業への働きかけをしていくことでレベルの高いリサイクルが拡大していくであろう。


リサイクルの促進

➢ 「仕組みづくり」が進むヨーロッパと遅れる日本


 ヨーロッパでは環境問題をビジネスと関連させる文化があるため、技術だけではなく「どのような仕組みづくりをすれば利益が出るか」を考えている。そしてその仕組みを世界に広げて環境対策の中心に立とうとしている。一方で、日本は「モノづくり」では強いが「仕組みづくり」が遅れてしまう傾向がある。日本が「仕組みづくり」を発展させるには、その国の文化に沿ったアプローチが求められる。これからの日本がヨーロッパからどのようにして認められるかが重要になってくるだろう。


➢ 環境問題解決のための「仕組みづくり」の重要さ


コストと環境を考えるときには技術も大切だが、「仕組みづくり」がより重要になってくる。「仕組みづくり」はモノとお金を、誰に、どのように分配するのかを考えるもの。最近では資源循環が経済の豊かさに繋がっているという認識も広がっているので、ある意味ビジネスと同じところがある。例えば、経済は環境のリスク対策が必要不可欠であるため、環境対策にどう投資するかなど。仕組みづくりの役割は非常に大きいといえる。


 

【学生の声】


学生1:

 資源問題に対して技術だけでなく「仕組みづくり」からも解決していく内容を聞いて、より広い視野で物事を考えることについて気付かされた。

また新しい事に手をつけるだけではなく、それぞれの得意とする分野で可能な環境問題へのアプローチがあるのだと知り、希望を感じた。


学生2:

 リサイクルに対して製造業者だけではなく消費者にもできることがあるという内容が印象的だった。特に私たちにおいては大学生という立場だからこそ取り組める事もあると気付き、これからプロジェクト活動をする際には視野を広げ、仕組みにも目を向けながらアクションを起こしていきたいと思わされた。


【まとめ】


 環境問題の解決のためには様々な分野からのアプローチが重要である。文系や理系といった分野はそれぞれ決して切り離されたものではない。SDGs達成に向けて様々な分野や方法で問題解決に取り組みつつ、それを持続可能な「仕組み」へと落とし込んでいくことを大切にしてほしいというアドバイスが印象的であった。

閲覧数:117回0件のコメント

最新記事

すべて表示