今も変わらない ネパールにおける男女の教育格差(SDGs 4, 5)

更新日:3月10日

Keywords: #ネパール #教育格差 #NPO #地方自治体 #2030年 #途上国


4 質の高い教育をみんなに


私たちはSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」のターゲット1「2030年までに、すべての子どもが男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする」に注目した。ネパールにおける教育の現状についての話し合いや質疑応答を重ねながら学びを深め、教育格差について考える場となった。




➢ ネパールの慣習から生じる男女の教育格差


 ネパールにも日本と同じように公立、私立の学校があり、公立の学校へ通う生徒は女子が多いが、私立の学校には圧倒的に男子が多く通っている。私立の方が費用も学力も高く、社会進出もしやすい。ネパールでは女性が家の中で仕事をする慣習が残っていることもあり、女性の学力向上はあまり重要視されていない。学校に通っていない子どもたちは農業をしたり、水を汲みに行ったりといった家事の手伝いをしていると言う。


➢ 地方自治体の取り組みが現状を変革する


 このような教育格差が起こっている中で、子どもたちに平等で包括的な教育を実現するために行われている取り組みはあるのだろうか。実はNPO団体をはじめとして、様々な取り組みがなされている。また、2030年に向けて変革を急いでいる様子も見受けられ、地方自治体の取り組みを重要視する流れが生まれてきている。国から指示されるトップダウンの取り組みよりも、地方で行う草の根の政策の方が多様性を抱える現状に対応し、変革を可能にする力を持つ。


ネパールの学生
ネパールで教育を受ける少女

➢ 世界の現実を知ることが問題解決の第一歩


 私たち日本人は、環境の整った場所で質の高い教育を受けているため、ネパールのような発展途上国の現状を身近に感じたことはなかった。こういった世界の問題を解決していくために、まずは世界の現状や課題を正しく知ることが大切である。知ることによって問題解決の糸口を見出し、新たな考えが生まれ、大きく発展することができる。


 

【学生の声】


学生1:

 日本の教育格差については考えたことがありましたが、発展途上国であるネパールについては初めて知ったのでとても新鮮な学びでした。改めて教育が社会の基本であると思い、教育格差をなくすことで、もっと子どもたちは多くの可能性の中で育つことができると思いました。様々な国の教育問題についてより興味を持って調べていきたいです。



学生2:

 女の子の方が学校に行くことに価値があると思われていないことや、お金がないと質の良い教育を受けることができないということは、大きな問題であると感じました。これからの未来を担う子ども達が質の高い教育を受けられるようになってほしいです。また、この機会に自分たちでできることを考え、少しずつでも実行していきたいと思います。 



【まとめ】


 実際にネパールへ行って調査をしている先生のお話を聞きながら、現地の教育の実態について知ることができた。日本に生まれ、質の高い教育を受けている私たちにとって、途上国の現状を知り、教育格差を考えることはとても重要であると感じた。まずは学校へ通える環境があることに感謝して勉学に励んでいきたい。ぜひ皆さんも当たり前に学べることに感謝しながら、世界の教育に関心を持ち、多くの問題について考えてみてほしい。

閲覧数:471回0件のコメント

最新記事

すべて表示