朝鮮半島の統一は世界各国の平和実現への扉をひらくか(SDGs 16, 17)
更新日:2022年3月10日
Keywords: #韓国 #北朝鮮 #南北統一 #朝鮮半島 #南北首脳会談 #日韓関係 #反日 #親日

私たちはSDGsの達成に向けて、平和実現の鍵は朝鮮半島の南北統一と日韓関係の改善にあるのではないかという観点からディスカッションの時間を持った。現在の朝鮮半島の歴史にはアメリカやロシア、中国など多くの国々が関わっている。この朝鮮半島、及び日韓関係が抱える問題の解決によって現在世界が抱えている問題の解決の糸口が見えるのではないかと話し合った。
➢ 南北首脳会談は韓国の文在寅大統領が希望して実現した
南北首脳会談は北朝鮮の金正恩氏からの希望ではなく、韓国の文在寅大統領が願い出たものだった。文在寅大統領は南北間の和解を考えており、支持率の向上も北朝鮮に赴いた理由の一つであったと考えられる。
➢ 南北統一を実現する前に経済格差の解決を
そもそも韓国の若者は南北統一を急ぐ必要性はないと思っている。韓国には北朝鮮を養うだけの経済力はないため、現状としては今のままでいいというのが一般的な世論である。しかしながら、多くの人は北朝鮮が経済的に発展していくならば将来的には統一してもいいと思ってもいる。

➢ 険悪な日韓関係の背後にある韓国メディアの印象操作
韓国が反日であるという印象を強く抱くのは、韓国の行政やメディアによるところが大きい。反日感情を煽ることで支持率を上げるためである。実際、韓国人の約7割は親日感情を抱いているといわれる。メディアの報道とは対照的に親日的な国民が多いのは、韓国における日本のアニメーションや自動車産業を見ても明らかである。
【学生の声】
学生1:
先生とディスカッションの時間を持たせていただいて、今まで自分が持っていた韓国に対するイメージが変わりました。韓国は反日というイメージが強かったですが、そのイメージも誰かに作り上げられたものなのだと感じました。正しく見ることの大切さと、自分でしっかりと判断することの大切さを学ばせていただきました。
学生2:
韓国は意外と親日であるというのは今まで自分になかった考えだったのでとても勉強になりました。韓国側に反日感情を煽る動きがあり、日本側も韓国人がする反日運動を大きく取り上げることで我々は韓国に嫌われていると思わされているのだと気付かされました。今回のディスカッションを通して自分になかった視点で韓国のことを学ぶことができましたし、もっと学んでいこうと思わされる内容でした。
学生3:
今回新しい観点で日韓関係についてお話を聞くことができたが、もう少し深い議論ができたらよかったなと思った。より中立的な立場で、日本と韓国の関係改善の道を探していくことが大事ではないかと思わされた。私は今まで(韓国で)反日的な教育を受けてきたため、今回の先生の話は新しい話のように感じ、少し親日すぎるのではないかと思った。こういう立場の人もいるのだなと感じた。これからも日本と韓国、そして南北(統一)問題について関心を持ち、積極的に取り組んでいきたいと思った。
【まとめ】
日韓関係は行政やメディアの利己的な思いによってお互いにイメージが悪くなっているが、両国のアニメーションや音楽などの文化交流を見てもわかるように、実際には良いイメージを持っている人も多い。テレビの情報に騙されずにそういった前向きな情報を私たち若者がSNSなどを通して発信し、実際に交流することで間違った情報を整理していく必要があることを感じた。