温室効果ガスゼロへ 多くの人々を巻き込んでいくために(SDGs 7, 13)

更新日:3月10日

Keywords: #温室効果ガス #ルール作り #フロンガス #ソーラーパネル #環境問題


13 気候変動に具体的な対策を


私たちはSDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」の達成のために、「2050年温室効果ガス実質ゼロ」という目標に対して具体的に何をしていくべきかについて教授と共にディスカッションの時間を持った。参加した学生が考えてきたアイデアや気候変動に具体的な対策を考える際に出てきた疑問などについて、教授の意見やアドバイスをいただいた。





➢ 意識を変え、行動するためにルール作りが重要


 理屈だけでは人は行動しない。やる気を起こさせなければ。そのためには文系理系が協力して、最終的には条約や法律などのルール作りが重要。


➢ 現在も続いているフロンガス問題


 温室効果ガスとしてフロンガスが昔から問題視されている。だが、最近では技術発達により、収束してきたという話を聞いた。実際に今、どのような点でフロンが問題となっているのか。確かに現在、家庭用冷蔵庫などは炭化水素に代されている。しかし、問題なのはスーパーなどで並ぶ冷蔵ショーケースで、裏にある配管からフロンが漏れてしまうことなどがある。フロンの排出量は日本だけで2.5万トン。温室効果がCO2の数百~万倍もあるのでCO2換算で5千万トン以上。フロンは出さないようにすることはできるが、コストがかかるため中々踏み出さない企業もある。


家庭用ソーラーパネル
家庭用ソーラーパネル

➢ CO2削減に向けた家庭用太陽光発電促進の提案


 CO2排出ゼロには太陽光発電が重要であるため、各家庭でソーラーパネル設置を促進していくことを提案したい。コストへの懸念に対しては、多くの家庭にソーラーパネルが設置されるように、政府が助成金などで援助するのはどうか。


⇒ 助成金の支援など制度を整えることでCO2排出ゼロに向かうことは良いことだと思う。実際ソーラーパネルはここ最近で安くなってきている。ひと昔前は一軒200万円~300万円だったが今では100万円ぐらいから。補助があれば例えば新築にソーラーパネル設置を義務付けるなどは可能だと思う。


➢ 教育においては具体的な事例を盛り込み意識向上を


 国語の教科書にも環境に関するいい教材が載っている。それを学ぶのもいいし、あとは具体的な環境対策への動きを授業に盛り込んで見せてあげるといい。例えば大学の授業で、燃料の効率を計算して比較したものを学生に見せてあげるとよい反応が返ってくる。そのように具体的なネタを見せてあげると生徒の印象に残りやすくなる。


 

【学生の声】


学生1:

 ディスカッションに向けて勉強していく中で、環境問題に対する関心が高まった。理系の研究によって明らかになるデータや理屈だけでは人々は変わらないというのが印象的だった。だからこそ文系理系で一緒に問題解決に向かっていくことが重要で、それぞれの専門分野を持つ大学生が集まったこの場を通して議論が深まっていくのを感じた。


学生2:

 これまで大学生活の中で自分から教授に質問や提案をしたことがなかったけれど、今回の機会を通して自分の意見をそのまま言ってみることができた。すると、先生もその意見について詳しく答えてくださってうれしかった。自分で考えたアイデアをはじめからできないと思い込むのではなくて、積極的に発信することが大事なのだとわかった。


【まとめ】


 ルールを作ることで人々の意識が変わるようになる。そういう意味でパリ協定は重要な一歩だった。「2050年までに世界の温室効果ガスゼロを目指し、世界の気温上昇を2℃より十分に低く、1.5℃以下にすることを目指す」という目標に各国がルールを整備することで国や人々の意識が変わり始めた。「クライメイトジャスティス」といわれるように、環境問題も結局は人の倫理観、善悪の問題。だからこそ文系・理系が合わさってどのように人を巻き込むことができるのかを考えることが必要。そういう観点で今回のサミットは大きな意味があった。2050年までに温室効果ガスゼロを目指すなら、逆算して今から解決に向けて取り組んでいかないといけない。

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