環境問題を「自分ごと」として取り組むために
更新日:2022年3月10日
SDGs: #9_産業と技術革新の基盤をつくろう #12_つくる責任つかう責任 #13_気候変動に具体的な対策を
Theme
私たちは“#環境問題 を「自分ごと」として取り組むには”というテーマで、#持続可能な社会 を作るために、一人一人の環境問題に対する意識と実際の行動をどのように形成していけばよいのか、現行の #環境政策 やSDGsの概念に着目しながらディスカッションを行った。
Discussion
環境問題への取り組みと私たちのひとしずく
有名な「#ハチドリのひとしずく」の話にもあるように、自分には何も変えられないような大きな問題に対しても、諦めたり歩みを止めたりしないこと。小さくても一人一人にできることが必ずある。
「環境問題は社会の問題。自分一人がやっても、何も変わらないのではないか...」そういった思いから、実際の行動を起こさない人も多い。しかし、そうやって自分が何もしなければ、世界は変わらない。環境問題の #当事者 として関心を向け続ければ、同志ができて協力できるかもしれない。

今後の産業開発における軸は 環境を守る技術の開発
これからの時代はサービスもモノも、環境への負荷の観点でより良いものに代替し、新しいものを生み出していかなければいけない。サービスにおいては、それはシェアしてロスを減らすことかもしれないし、モノにおいては環境に対して #自浄作用 をもつ材料を使うことかもしれない。そのような、豊かさとともに環境を壊さない技術やシステムを開発するということが今後の産業における要になることは間違いないことである。
“私”の専門分野から持続可能な社会をつくる
環境問題にはさまざまな貢献の方法がある。直接的でなくても、自分たちが将来社会に出たときに、自分の #専門分野 において持続可能社会実現のために貢献できることが何らかの形であるはずである。そこに意識を傾けていくことが、未来を担う世代である私たちの責任である。
Students' View
学生1:
やってみると時間がすぎるのがあっという間で、今回のテーマも含めてもっと色んなテーマについて深めていきたいと思った。
先生の話を通して、ハチドリのひとしずくという観点から、まずは自分がやっていくこと、そして続けていくことが、いずれ世界を変えていくことに繋がっていくんだと、改めて理解、認識することができた。
グループメンバーが皆理系だったこともあって、理系だからこそできることについてのお話もあり、自分たちが今学校で学んでいることや研究していることが、どう持続可能な社会実現に影響を与えているのか、よく考えてみようと思わされた。
学生2:
先生の話はどれも興味深く、自分の将来の進路において環境やSDGsの観点を組み込むことが大事だと感じた。経済活動とともに、環境への負荷を考えて生きる社会を作り上げていきたいと強く思った
Conclusion
実際、自分自身、環境問題やSDGsを扱い、周りより知っていたつもりでしたが、それらを知ることで何か生活の中で変えられたものがあるだろうかと考えたとき、「はっ」とさせられた。
豊かな日本では環境問題をあまり自分ごととして考えにくいかもしれないし、「自分一人がやっても…」という気持ちになるけれど、持続可能で未来に希望を持てる世界を作るために大切なのは私たちの一歩。一人一人が環境問題に貢献する方法は今も将来も、必ずあるということ感じさせられた場になった。