超高齢社会を生きる ~自らの健康に責任を持つ~(SDGs 3)

更新日:3月10日

Keywords: #2035年問題 #超高齢社会 #介護 #地域完結型 #医療 #生活習慣 #健康教育


~15年後の未来、私は何がしたいか、どうありたいか~


私たちはSDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」について深く学習するため、現在社会的な問題となっている「2035年問題」をテーマに取り上げ、将来の私たちの在り方と今できる事について考えた。大きな議題は、「2035年問題で印象に残ったこと」と「厚生労働省の提言を基にどのような立場で何に携わりたいか」「15年後を見据え、今の自分には何が必要か」の三つであった。




➢ 2035年:超高齢社会よる介護職員の人員不足が深刻化


 2035年には超高齢社会に伴って高まる医療の需要に対して、介護職員の人員不足が深刻化するといわれている。日本では核家族化が進み、高齢者の面倒を家族が見るということ自体少なくなっている。そこで現在、高齢者が要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けることができるように「地域包括ケアシステム」が推進され、病院完結型から地域完結型へと移行されつつあるのだ。また現在は在宅でサポートできる医療従事者が求められている為、個人でサポートできる能力が重要である。そのため、学生期間から支援するための知識や技術に加えて、「対象を尊重するとは何か」といった精神的な側面も身に付ける必要がある。

➢ すべての人が健康となるための教育とシステムづくり


 また、2035年には医療財政が危機的状況になると見られているため、いかに安定した財源を確保しながら質の高い医療を提供することができるかがポイントになる。まず、医療費を使う機会が少なくなるように、75歳以上の高齢者に限らず、年配者を支える地域住民も含め全員が健康な生活を送れることが重要である。こうした健康社会の実現には、特に幼少期からの教育が重要となるため、保健の授業をはじめとして小中学校での健康教育を工夫する必要がある。また、日本人の死因順位1位はがんであるが、がんは生活の積み重ねによって発症する為、生活習慣を改善することも必要である。そして死因として自殺に関して述べれば、自殺者は勤務時間に比例して増加するという。そのため、大人になっても健康教育を会社で行うことや、残業に対する規制などの働き方改革、さらには定年後も働ける人は働くことができる環境を整備するなど、病気にならない社会のシステムづくりも重要といえるだろう。



三世代家族


➢ 健康社会は私たち全員が考え、築いていくものである


 現在では幼稚園、小中学校の健康教育が活発に取り組まれるようになっている。また、包括支援センター、まちづくり協議会など地域ごとで自分たちの生活や健康を守る活動も主体的に行われるようになってきた。今後、地域住民たち自らが健康を守っていこうとする意識を高める必要がある一方で、それらを支える環境やシステムもまた地域ごとに、どのようにしたらすべての人が健康に過ごせる社会を作れるかということを考えていくことが求められている。


 

【学生の声】


学生1:

 SDGsの目標3には、発展途上国向けの内容が多かった印象があったのですが、「2035年問題」を取り扱う中でとても身近な問題であることを感じました。特に、今からできることが多いという点に気付かされたのが良かったです。今までは健康についてあまり深く考えていかったのですが、健康的な生活を意識して食生活に気を付けてみるとか、運動を定期的に行うとか、できることから始めていきたいと思いました。


学生2:

 将来大きな病気になってからでは遅く、日々の生活で危険因子を作らないことが重要だと思いました。今年に入ってからオンライン授業が続き生活習慣が乱れていたので、今日のディスカッションが生活習慣を見直すきっかけになりました。


学生3:

 まずは一人ひとりが医療を受けなくて済むように健康に気をつけるなど、SDGsの目標3は医療従事者だけでなく全員が向かっていけるゴールなのだと知り、新しい発見でした。将来医療従事者を志す者として将来をイメージしてこれからも勉強に励んでいきたいと思いました。


【まとめ】

 SDGsの目標3の達成に向け、「2035年問題」について話し合う中で、この問題は決して他人事なのではなく、一人ひとり、自らが関わる重要な問題であると感じた。この問題に対し、将来どの分野で携わっていくのか、その為に自分に何ができるのかに関心を持ち、考えていきたい。

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