いじめのない学校を作るために

Keywords:#いじめ #学校 #家庭 #スクールソーシャルワーカー #SNS #信頼関係


学校


Theme


私たちはSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」を達成するために、子どものいじめに関する問題を取り上げ、いじめのない理想的な学校づくりについて考えた。ディスカッションのテーマは、「いじめのない学級・学校を作るには」であった。


 

Discussion

いじめを防ぐために家庭の支援を

いじめを始めとする子どもの問題行動の背景には、家庭環境の課題が存在していることが多い。またいじめだけでなく、大学生のメンタルブレイクも家庭環境でのトラブルが大きな要因となっているようだ。こういった家庭の問題を解決する機関としてスクールソーシャルワーカーが存在する。スクールソーシャルワーカーの具体的な役割は、「子どものいじめ問題だけでなく、家庭の貧困問題などにも役所と連携して働きかけること、福祉の立場から子どもと家庭の支援を行うこと」である。相談機関との連携を図りながら、いじめ防止に努めたいところだ。


SNSでのいじめが横行化

近年、SNSが一般に普及し、教育現場においても生徒が一人一台のコンピュータを持てるように整備する「GIGAスクール構想」が推進されるなど、生徒を取り巻く情報通信網が発達している。そのような中、最近では町田市でGIGAスクール構想で配られた端末を通して、SNSに悪口が書かれるという事件が起こった。生徒が一人一台端末を持ったことで、新たないじめの手口といじめの件数が増えた。しかしながら未だ根本的な解決策は分かっていない。基本的な姿勢として、子どもたち自身にSNSでのいじめ問題を考えてもらうことが重要である。大人が一方的に禁止するのではなく、子どもたち自身に何とかしなければいけないという意識を持たせる必要がある。SNSにおけるいじめ問題解決に向けて、様々な角度からのアプローチが欠かせない。


お互いを認め合える学校、学級をいかに作るか

いじめのない学校を作るために、まず取り組むべきことは一人一人の違いを受容できるように子どもたちを教育することだ。学校は文化・伝統を伝える役割があるため、セクシャルマイノリティーに関して保守的であるのはやむを得ない部分がある。しかし、まずは教育に携わる者が多様な人々を理解できる広い視野を持つことが大切となる。子どもに指導するだけではなく、学校や教員がいかにいじめのない環境を創造するか、またどのような姿勢で子どもと接するかということが今後の検討事項になりそうだ。


先生や周りの人に相談しやすい環境を創出する

学級の良い雰囲気をつくることは前提に、先生の在り方として、何かあったら相談でき、味方になってくれるという信頼関係を生徒と築くことが重要だ。個人レベルのいじめ防止対策では隠蔽の可能性が考えられるため、いじめ対応の組織を作り、組織単位でいじめに対応していくことが必要だ。最近では、生徒が好きな先生を選んで相談できるという環境を整える学校もある。


 

Students' View


学生1:

 いじめを根本的に解決するには多くの時間が必要になりそうだが、私たちの意識や行動をまずは変えることができると感じた。学級・学校だけがいじめを解決する場所ではない。すなわち、いじめ問題解決のためには生徒や学生への直接的なアプローチに限らず、家庭や社会からなど、多角的な解決方法を考えていくべきであると感じた。

また、特に教育に携わる者の教育観の見直しが求められると改めて思った。様々なバックグラウンドを持つ子どもたちをオーダーメイドで教育していくことの重要性に気付かされた。


学生2:

 いじめ問題に対する教育をどのように行えばよいのだろうと漠然とした疑問を持っていたが、先生が一方向に知識を押し付けるような教育ではなく、先生と生徒が協働して、主体性・創造性を持って、いじめに対する認識を変えていくことが重要であると気づいた。

現在ボランティア活動などで子供と接する機会が多くあるため、それらの活動を通して協働し合い、持続可能な教育を目指す必要性を感じた。


 

Conclusion

 

いじめに関する問題は以前から社会的な問題として取り上げられていたため、知っているつもりでいたが、いじめの現状を知り、従来のいじめ問題の解決策から現代の解決策にシフトしたより柔軟な対応が求められると感じた。いじめが起きている原因は、決して学校だけにあるのではないため、多くの人が当事者意識を持ち、いじめを防ぐために協働していく重要性に気付かされる。ぜひ多くの人にSDGs達成に向けて、社会に対して問題意識を持ち、解決のための発信を行なってほしい。

閲覧数:26回0件のコメント

最新記事

すべて表示