日本の気候や自然環境にあった再エネを考えよう

Keywords : #再生可能エネルギー #原子力発電 #COP26 #海洋エネルギー #地熱 #マイクロ水力発電 #小型原子炉


文明


Theme


本グループでは、SDGsの目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」に関して、クリーンエネルギーと言われる再生可能エネルギー・原子力発電と気候変動に着目し、COP26での原子力発電に関する二人の専門家の主張を踏まえた上で議論をした。


 

Discussion

エネルギーとして、太陽光や風力は日本に適していない

日本における再生可能エネルギーの形として、学生からは「日本は海洋国であるから、その特性を生かした海洋発電を進めていくべきなのではないか」という意見があがった。また、農業や林業で排出されたごみや家庭ごみを利用して行うバイオマス発電など、技術革新に伴う新たな発電方法に注目する声もあがった。


学生の意見を受けて先生は「再生可能エネルギーについて考えるときは、それぞれの国の自然環境を考慮する必要がある」と述べられた。太陽光発電や風力発電は日本には合っておらず、海洋国であることから、海洋エネルギーが適していると考えられている。また温泉が多いという自然環境の特徴から、地熱も有効な再生可能エネルギーとして挙げられている。そのほかにも、降水量の利を生かしながらダムによる環境破壊のリスクをも軽減できるマイクロ水力発電も再生可能エネルギーとして考えられる。このようにそれぞれの国の自然環境にあった再生可能エネルギーを選択する必要があり、日本は日本の自然環境にあった再生可能エネルギーを選択することが重要となる。


クリーンエネルギーとしての原子力について

原子力発電に関しては賛否両論の意見があがった。気候変動問題の解決、CO2排出量の削減の観点ではクリーンであり、エネルギー自給率の向上にもつながるため積極的に導入すべきという意見がある一方、福島第一原発事故や廃棄物処理の問題から不安に思う声もあった。また、現在は原子力について一方的に否定する人が一定数いるが、正しい教育の上で議論をすべきであるという学生の意見もあがった。


これまで、福島原発事故以降、世界的に原子力は減少傾向にあったが、中国やアメリカ、フランスで建設された小型原子炉を中心として、現在は増加傾向にある。日本においても小型原子力発電を進めていく社会的動きがある。原子力発電所の問題は未来世代に関わる問題であることから、先生は、今の学生から議論を進めるように助言してくださった。



 

Students' View


学生1:

 地球温暖化や原発問題はどこか他人事のように見過ごしがちな問題ですが、長い目でみると私達の生活に大きな影響を与える大変重要な問題であるということを再認識し、今後の動向を注視しつつ自身でもカーボンニュートラル達成のために出来ることを実践したいと思いました。今回の議論に向けて調べて行く中で、近年新たな再エネ技術が開発されていることを知り、将来への希望を感じた一方、未解決の問題も山ほどあることを知りました。各国がそれぞれの環境に合った再エネを推進し、サステナブルな社会を後世に残せるように、私達の世代が責任を持って動かなければいけないと痛感し、身の引き締まる思いでいます。


学生2:

 原子力の有無や再生可能エネルギーについてのディスカッションを通して、自分の体験を持って話すことの大切さを学ぶことができました。今回の原子力発電などの分野に関して大学で専門的に学んではいませんでしたが、今回、福島第1原発の跡地や、チェルノブイリの跡地、原子力の影響、再生可能エネルギーと自分の専門分野との関わりなどを調べ、より自分の知見を増やすことができました。さらに先生から多くのフィードバックをいただき、このテーマを深く学ぶことができました。


 

Conclusion

 

再生可能エネルギーを考える上では、まずその国独自の環境や事情を考慮することが重要である。ただ、他の国々がやっているからという理由で導入するのではなく、日本は日本にあった再生可能エネルギーを考えていく必要がある。原子力発電についても、小型原子炉やマイクロ原子炉等が導入されつつあり、地球温暖化を考えるうえでは原子力発電にかかる期待は大きいが、安全と安心の問題とともに若い世代がより積極的に理解を深め議論していくべきであると考える。

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