パートナーシップでSDGsを達成する
Keywords:#パートナーシップ #プロジェクト #専門 #社会問題解決

Theme
SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に焦点を当て、参加学生の所属大学や専門分野が異なることを活かし、「大学・専門分野を越えたパートナーシップ構築のためにどのような場があるか」をテーマにして意見を出し合った。
Discussion
SDGs達成の鍵はパートナーシップ
様々な問題が複雑に絡み合う今日の社会において、SDGsは1人で達成できるものではなく、パートナーシップが鍵となる。そのため、学生が自身の大学、専門にとどまるのではなく、積極的に幅広い視野と関わりを持ち、実際に行動していくことが大切である。
いかなる学問分野からでもSDGsに貢献できる
今回ディスカッションを担当してくださった先生の専門分野は言語学であり、一見、SDGsには関係なさそうだ。しかし実際には、大学で広報担当という立場から大学におけるSDGsへの様々な取り組みを発信したり、国際会議の執行役員として優秀な若手人材を主役とする討論の場を提供したりと、SDGsの推進に寄与している。この事を踏まえ、どんな分野の学問でもSDGsに貢献できるのだと先生は語った。
専門分野を越えて様々な人々と関わることが重要
実際にパートナーシップを築くためには、大学や専門分野を越えて多くの人と関わることのできる場が必要となってくる。そのため、既存のイベントやプロジェクトに積極的に参加したり、想像力をもって作り上げたりする行動力を持つことが大切だと分かった。
また、具体的な交流の場の例として、先生からは、大学が学生発案の企画実現をサポートする取り組み、学生からは、大学の垣根を越えて学生が1つのチームを作り新聞を作成するプロジェクト、専門分野関係なく集まれる空間、学生同士がコミュニケーションを取り合える学内サイト等様々な事例が挙がった。
Students' View
学生1:
以前は、社会問題解決に関連した分野を専攻していないため、SDGsへの貢献は難しいと考えていた。しかし、今回先生の話を聞いて、自分もパートナーシップを形成していくために、他の分野にも精通していきたいと感じた。そして、より多くの有識者の方と話をし、学んだうえで、自分なりに他の分野との連携ができるプロジェクトを立ち上げていきたい。それには多くの人の協力が必要であるため、しっかりと人との関係を持っていきたいと思った。
学生2:
SDGsは誰でも取り組むことの出来るとても身近なものだと気づくことができ、同時に各大学の特色ある取り組みについても知れた大変有意義な時間だった。
学生3:
どんな分野を専攻していたとしても、社会問題解決に貢献することができるということに気づく良い機会であった。また、今回のディスカッションを通して自分の大学や他の大学の具体的な取り組みを知り、アクションへと繋げていくきっかけができ、有意義な時間であった。
Conclusion
大学においてSDGs達成のために、様々な取り組みに貢献していらっしゃる先生の経験から、いかにパートナーシップが重要であるかを学ぶことができた。一見、直接的には17の目標に関係がなさそうな分野であったとしても、様々な形で目標達成に寄与することができる。そして、SDGsと関連が深い専門分野においても、パートナーシップは不可欠であるため、より広い視野と行動力が重要であるということを感じることができた。ぜひ、多くの大学生に自分の専攻のみならず、広い視野でどのような可能性があるのか、考えてみて欲しい。