農業生産性の向上のための技術開発と持続可能性

Keywords:#食料 #技術開発 #イノベーション #DX #ゼロエミッション #再生可能エネルギー #地産地消 #フードチェーン #行政 #フードロス #消費者意識 #啓蒙


農業


Theme


私たちはSDGsの複数の目標に関連して、「食料(農業)生産性の向上と持続性(経営、環境負荷軽減)を両立するには」というテーマで話し合いを行った。事前に世界の食料事情、エネルギー事情や農林水産省の政策等を勉強し、それぞれが技術開発の観点や社会システムについて考えたことや意見を挙げ、先生からそれについて答えていただいた。


話し合った主な観点は以下の通りである。

  1. どのような技術開発を行えばよいか

  2. どのような社会的システムが望ましいか

  3. 私たちができることは一体何だろうか


 

Discussion

技術開発の標準化は実現している

最初に学生から、生産性や持続性について質問があった。「ICT機器やロボット技術を扱う企業や団体が各々で独自に開発している技術に関して、企業ごとにソフトウェアなどの基準に違いが出てくると思うが、それを標準化して実際に実用化するにはどうすればよいのか」という質問だ。それに対し先生は「センシングの精度、企業や団体ごとあるいは製品ごとのデータ通信プロトコルやフォーマットは異なるが、標準化に向けての動きがあり、API (Application Programing Interface)での連携も可能なため、一つのシステム内の異なるメーカーの個別要素技術をまとめる事は技術的に問題ない」と語って下さった。



技術開発の利益化に至るまで

ディスカッションが進む中で、先生が研究されている微生物電池という技術に関して解説をして下さった。微生物燃料電池は、汚水中の有機物を微生物が分解(汚水浄化)することにより電気が得られるという仕組みを持つ。しかし、得られるエネルギーがごくわずかなため、ブレイクスルーを狙っているのが現状であるという。


このブレイクスルーに関して、今後技術が開発されて企業が介入し、利益化する段階に至るまでに、どれくらいの時間がかかるのかという質問が学生から挙がった。先生からは「元々無い技術を作って、利益が出るまではおよそ7~8年かかると考えられ、特に農業においてはコストが掛けられないため難しい」との回答があった。またこの技術の研究者が少なくなっており、人材が今後重要となってくるとのことだ。


エネルギーの地産地消による持続可能な社会の実現

最後に学生から、再生可能エネルギーについて「太陽光の発電割合を今後7%へ引き上げるためにはどのようにしたらよいのか、学生としてどういう取り組みができるだろうか」と質問があった。それに対し先生はエネルギーの地産地消というアイディアを挙げて下さった。「自宅で発電した電気は、売るよりも自分で使う方が方法として良い。太陽光発電に限らず、いろいろなものを地産地消にすることで、生産性と持続性を両立していくのも一つの方法である」と語って下さった。



 

Students' View


学生1:

 先生の話を聞いて、自分なりの視点だけでなく全体とのバランスも考えていく必要があると感じました。全体を見て、様々なバランスを考慮した上で進めていくことが重要だと感じましたし、現実のデータを正しく知ることが世の中を把握することに繋がっていくと分かりました。

 先生が語られたように、今回学んだ内容を「知る」という段階で留めるのではなく、「行動」にどのように移していくのかが重要であると思うので、今自分にできることから始めたいと思います。また、大学で学んでいることを今の課題にどう結びつけていくのか日々考えながら勉強したいと思いました。


学生2:

 農業に関しては、農業者が少なくなる一方で、機械化が進み効率よく生産量が増えているということが印象に残りました。日本は食料自給率が低いですが、環境にやさしく、資源を無駄にしない科学技術が必要であるということもとても学びになりました。

また、再生可能エネルギーは社会とのバランスが大切であるということを学び、そのバランスをとることが出来るように大学で学びを深めていこうと思いました。

世界や日本では多くの問題を抱えていますが、その問題を解決できるよう、学生期だけでなく、社会に出た後にも社会貢献をしていきたいと強く思います。


 

Conclusion

 

先生が重要視されていたのは、学生がいかにSDGsに貢献することができるか、自分たちとしては何ができるか“考える”ということである。貢献するためには多くの人々に啓蒙することが大切であると語られていた。話し合いを通して、問題の認識を深めた今、行動をいかに起こしていくかを考えていきたい。

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