top of page

「木のストロー」に学ぶ プラスチック削減への姿勢

更新日:2022年3月10日

SDGs: #12_つくる責任つかう責任 #14_海の豊かさを守ろう #15_陸の豊かさも守ろう


Theme


私たちはSDGsの目標12,14,15番「つくる責任つかう責任」「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」の実現に向けて、“#プラスチック削減 のために私たちにできること”をテーマとした。「#木のストロー」の開発・製造を行っている株式会社アキュラホーム(木造住宅の建設会社)の方にお話を伺いながら、身近に感じる #プラスチック問題 やその解決策について自由に意見を交換していった。


 

Discussion


木の魅力を伝える ~木のストローPJに対するQ&A~

Q. #木の地産地消 という内容があったが、具体的な取り組みはどのようなものか? A. 我が国には、釘や金物を一切使わずに、柱や部分的なパーツをつなぎ合わせていく技術がある。そして、この技術を用いた製品を造っている。しかし、我が国の木は諸外国と比較すると高価であるが、このような伝統技術を守り、日本の木の大切さを後世に伝えていきたい。


 

Q. #木の魅力 を伝えていくことに難しさもあると思うが、アキュラホームにとっての木の魅力とは? A. セメントやコンクリートの家と比べて、木の家はリフォームしやすいという利点がある。木の家では部屋数を増やすなど、自分の理想に合った家を造りやすく、実際にお客様に喜んで頂けた経験がある。


 

Q. 木の魅力を子供たちに伝えていく #木育授業 について非常に素晴らしい活動だと感じたが、実際の子供たちの反応はどうのようであるか?


A. 木のストローの手作り体験が人気である。木のストローは子供から高齢の方まで簡単に作ることが出来て、楽しみながら木と触れ合うことが出来る。


木のストロー

木のストロー 株式会社アキュラホーム (thewoodstraw.com) より


プラスチックの削減のためにできること(大学生の意見)

#プラスチック の使用を無くすというのは現実的に難しい。だから、使い捨ての商品を控えて、長期的に使用できるプラスチック製品を使用していくことが良いのではないか。


・現在、ビニール袋の有料化により個人におけるビニール袋の使用頻度が減っている。他のプラスチック製品に対しても、なにか強制をかけることで社会全体の使用量が減るのではないか。


・プラスチックは #石油 から作られているが、私たちが普段使う乗り物にも石油は使われている。しかし、石油の使用をすぐに禁止することは難しい。そのため、プラスチックの使用をやめることに焦点を置くのではなく、プラスチックに代わる物を開発していくことが現実的ではなかろうか。

 

プラスチックの「ごみ処理」が問題(企業側の意見)

学生たちからの意見にあったように、プラスチックの使用を禁止することは現実的ではない。プラスチックを使うこと自体に問題があるのではなく、その #ごみ処理 に問題がある。プラスチックに限らず、物の使用量を減らすことで、ごみの量も減らすことが出来る。単純なことかもしれないが、この"物を大切にする"という意識がとても重要である。


 

Students' View


学生1:

 企業が取り組まれている、木のストローを具体的に紹介してくださっていたが、売るために生産するのではなく、#環境問題 に取り組む姿勢を訴えかけるための製品開発をしている本気さを感じた。

 私たち学生も負けてはいられないと思うほど熱心に取り組まれていると感じたが、#つくば市#SDGs未来都市 としての課題を聞きながら、もっと色々なところからつくば市のSDGs推進に働きかける必要があるのではないかと感じた。


学生2:

 プラスチックのゴミを減らすにはというテーマでディスカッションを行った。自分は知識が少なかったが、ほかの学生の方や企業の方と話すことで新しい視点が生まれて楽しかった。ゴミ問題の解決が難しいものだということもより実感できた。


 

Conclusion


木のストローを始めたことで企業の利益は減っているとのことだった。しかし、「木の大切さ」や「木の魅力」を伝えていきたいという信念のもと熱心に活動に取り組まれていた。この真っ直ぐな姿勢に学びを得た学生が多かった。ものを大切にしようという一人一人の小さな意識が、プラスチック削減に繋がり、SDGs実現に向けた大きな一歩になるのではないだろうか。自分の利益だけに留まらず、より広く大きな視点で物事を見つめ、考え、行動するところにSDGs実現への鍵があるのかもしれない。

閲覧数:81回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page