

College Summit for Peace in TSUKUBA 2021
2021年7月18日(日)に College Summit for Peace in TSUKUBA 2021を開催しました。
【テーマ】
“住み続けられるつくば市”実現のために、⼤学⽣の私たちにできること
【コンセプト】
SDGs(持続可能な開発⽬標)の採択から約6年が過ぎた現在、SDGs のビジョンは、政府機関をはじめ多くの企業や研究機関からの注⽬を集め、社会全般に広く浸透しています。つくば市は 2018 年に SDGs 実現へのポテンシャルが⾼い都市として、国から「SDGs 未来都市」に選出され、持続可能なまちづくりが進められています。⼀⽅で、⾼い犯罪率や地域コ ミュニティの希薄化などの問題も抱えています。未来を⾒据えて、誰もが安⼼して暮らせるつくば市を築いていくために、今、SDGs の視点からつくば市の問題解決に向けた取り組みを考えていく必要があります。このような背景から、「つくば市の未来、国や世界の未来を私たちから創っていきたい」「私たちにもできる何かがある」といった⼀⼈⼀⼈の思いが⼀つに合わさり、本イベントは⽴ち上がりました。ここで多くの大学⽣が大学教員と共に SDGs に対する認識を深め、SDGs の先にある未来社会への想像⼒が育まれることを期待しています。「College Summit for Peace in TSUKUBA 2021」は、⼤学内に大学教員と学⽣の SDGs プラットフォームを提供します。教授が専⾨分野において究めてきた学問の知識(knowledge)と、学⽣がうちに秘める情熱 (passion) が掛け合わさった時、社会の問題を解決し、未来を創造する⼒ (solution, innovation) が⽣まれると私たちは考えます。
THEME
“住み続けられるつくば市”実現のために、⼤学⽣の私たちにできること
CONTENTS

SDGsクイズ
SDGsに関するクイズを行い、楽しく学びを深めました。
PRESENTATION
つくばほっとたうんプロジェクト
~防犯と住みやすいまちづくり~
大学生からのプレゼンテーションとして、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」に関連して、つくば市の自転車盗難被害に着目し、地域社会へのアプローチを通して解決する取り組みを発表しました。

プレゼンテーション

ディスカッション
大学教授や専門家の方々と大学生が複数のテーマに分かれてディスカッションを行いました。
代表学生メッセージ
本日は、40名近くの大学生と、約10名の大学教員、及び企業の有識者の方々をお迎えし、「College Summit for Peace in TSUKUBA 2021」を開催できたことに本当に感動しています。
さて、参加してくださった学生の皆さん、今回のイベントを通して、何を感じたでしょうか。今はオンライン授業により学生同士が、直接関わることが難しくなっています。また課外活動においても制限されることが多く、以前のような生活は、もはや当たり前のことではなくなっています。このような問題は大学に限らず、日本の国や世界においても同様です。そんな現状を目の当たりにして、学生の皆さんは未来に希望を見いだせずにいるのではないでしょうか。実は私もそうでした。私は、昨年度に筑波大学に編入しました。学びに対する情熱と将来への期待を持ちながら大学に進学しましたが、コロナ禍で思うような生活ができずに、苦しい思いをしました。そしてもともと抱いていた情熱や期待もなくなりつつありました。そんな中、私以上に苦しんでいる学生にもたくさん出会いました。彼らの話を聞いて、これ以上、何も得られずに大学生活を終えてしまう学生を増やしてはいけないと感じました。今だからこそ大学生の私たちにできることがあるはずだ、そんな思いから、私たちはこのイベントを企画しました。私たち学生には、これから先50年、60年、長い人生が待っています! そして、未来の地域、国、世界を担っていくのは、他でもない学生、若者、つまり、私たちなのです! 今日、有識者の方々や多くの大学生と議論することで、今まで考えてこなかった問題を発見できたり、問題解決に向けたより活発な取り組みが生まれてきたはずです。参加された学生にもう一度聞きます。今回のイベントを通して、何を感じたでしょうか。私はこのイベントを、今日限りで終わらせるのではなく、皆さんと共に、さらに発展させていきたいと思います。今だからこそ私たちにできることはたくさんあるはずです。私たちは無限の可能性を秘めた若者です!つくば市の未来、国や世界の未来を共に作り上げていきましょう!ありがとうございました。


College Summit for Peace in TSUKUBA 2021 代表
筑波大学4年 加藤拓航さん
